2021年10月24日日曜日

リスク管理(IB)

 

<リスク管理>(IB)

IB保険加入の実態、IB 2高額医療制度、IB 2傷病手当、IB 2社会保険、IB 2民間保険、IB 2退職後の健康保険、IB 3医療保険支給額、IB 4自動車保険 自賠責保険、IB 4自動車保険 任意保険、IB 4地震保険、IB 5火災保険、IB 5火災共済

IB1>保険加入の実態  2021.12/16 

1、生命保険調査結果では国民の約8割が生命保険に加入

 ➀公益財団法人 生命保険文化センターが「生命保険調査」(2018年発行) 

➁「生活保障に関する調査」(2019年発行)

A、   「生命保険調査」と 「生活保障に関する調査」の調査は何が違う?  

➀「生命保険調査」()は全国400地点世帯員2人以上の一般世帯を対象に訪問調査し回収サンプルは3,983最新の調査時期は平成30年4月5日~6月3日で平成30年(2018年)12月発行 調査機関は新情報センター

➁「生活保障に関する調査」()全国(400地点)1869歳の男女個人を対象に面接聴取し回収サンプルは4,014最新の調査時期は平成3146日〜令和元年62 令和元年(2019年)12月発行 調査機関(一社)中央調査社

二つの調査の要約

生命保険

➀・世帯については、個人年金保険を含めた集計になりますが、加入率は89%、加入件数3.9件で払込保険料38.2万円/年、死亡保険金額:2,255万円です。 

「医療保険・特約」89/世帯、「ガン保険・特約」63/世帯、「生活障害、就業不能保障保険・特約」12/世帯です。➁・生命保険加入率は、個人でみると全体で82%、加入件数の内訳は、149%、224%、3件以上9%です。年間払い込み保険料(含む個人年金)は、全体が19.6万円/年で全体の約5割が24万円未満です。  死亡時に受け取る保険金は全体で1,261万円です。

個人年金 

➀・世帯の加入率は22%、払込保険料は、20.1万円 一時払いの方は調査対象の約3%程度ですが平均で726万円 基本年金年額、102.5万円です。

➁・個人年金加入率は、個人でみると全体で22%、加入件数の内訳は120%、22%、3件以上0.3%です。基本年金額/年 全体79.8万円 男性100.6万円 女性66.2万円。 受給期間はほぼ半数が10年です。 

その他の回答

➀・死亡、医療、老後、介護などに対する経済的備えは6割~7割が「現在の備えでは不安である」と考えています。最近保険に加入した方の加入方法は多い順で「生命保険会社の営業職員」54%「保険代理店の窓口や営業職員」18%、「通信販売」7%です。 

・生命保険や個人年金保険に関する知識について、「ほとんど知識がない」67%、「十分に知識がある」31%と答えています。

IB1保険加入の実態 12/22 

2、生保・年金の加入実態 データから分かる事 (データは2つの調査結果を筆者が加工)

1生命保険加入率>全体82.1%、男性81.1%、女性82.9% 男女・年齢別 加入率は、20歳代は低く4050歳代が高い傾向。世帯加入率は、88.7%(含む個人年金保険 )

1生命保険「件数」別加入率>加入件数別の加入率は148.8%、224.1%、3件以上9.2 


1年間払い込み保険料(含む個人年金)>全体19.6万円、男性23.4万円、女性16.8万円 世帯全体では、38.2万円 


1「保険料金額」別加入率12万円未満・・25.2%、1224万円・・23.1%、2448万円・・16.6%、48万円以上・・9.7%、不明・・7.5% 

1④生命保険金>全体で1,261万円、男性で1,866万円、女性で801万円30歳代男性が最高で20歳代、60歳代は低い傾向  世帯加入は2,255万円

1④「生命保険金」別加入率>全体で500万円未満・・21.7% 5001500万円・・28.3% 15003000万円・・9.3% 3,000万円以上・・9.9% 不明・・12.9 

2➀個人年金保険加入率>全体で21.7%、男性21.5%、女性21.8%となっており50代が一番多い傾向世帯加入率21.9% 

2➁個人年金保険「件数」別加入率>全体は、119.7%、21.9%、30.3%となっており1件加入がほとんどとなっています。

2③年間払い込み個人年金保険料率払込保険料は、20.1万円 一時払いは調査対象の約3%程度ですが平均で726万円 

 

2④個人年金受け取り額>基本年金額全体で80万円男性101万円女性66万円 世帯で基本年金年額102.5万円 

2④「受け取り期間」別加入率 受給期間はほぼ半数が10年 

2⑤老後保障の私的準備状況>個人年金28%、現金等38%、準備していないが31%、分からないが3%程度。年齢が上がるにつれて現金派が増えています。

3、その他の回答 

・加入の動機

「家族や友人などにすすめられて」23.9%、「営業職員や窓口ですすめられて」(17.6%)、「結婚をしたので」(15.6%)「元々生命保険に加入する必要性を感じていたので」(14.9%)「就職をしたので」(12.4%)、「子どもが誕生したので」(10.7%)などのライフステージの変化に合わせた加入がそれぞれ10%程度。

加入方法は、「生命保険会社の営業職員」53.7%「保険代理店の窓口や営業職員」17.8%、「通信販売」6.5

・生命保険商品は、どちらを選択したいですかとの質問

「掛け捨て型商品」27.1%<「貯蓄型商品」63.8% 「シンプル保障型」8.9%<「広範保障型」70.8

・死亡、医療、老後、介護の4領域での「不安感ありますか」の質問

「ケガや病気に対する不安」が89.6%、「自分の介護に対する不安」が88.8%、「老後生活に対する不安」(84.4%)、「死亡時の遺族の生活に対する不安」(67.6%)。非常に不安を感じるは「自分の介護に対する不安」が35.9%と、介護に対する不安が大きい様です。

また、4領域への経済的備えは「現在の備えでは不安である」との回答は、6割~7割です。

・必要な費用は公的保障で「まかなえると思う」の質問・・・公的医療保険が44.6%に対し、公的年金は17.5%、公的介護保険は11.0%です。

 4、まとめ 

生命保険や個人年金保険の加入の実態がお分かりいただけたと思います。

自分が加入した保険の内容を70%の方がよく分からないで加入している実態は、すこし心配な部分です。

加入にあたっては、結婚、子育て、住宅、老後などのライフイベントを考慮して、ステージ毎に加入の形態を変えながら、又、公的保障で賄えないと思われる部分を、民間保険で補う様に考えましょう。

保険商品は「貯蓄型」や「広範囲保障型」に人気がありますが、貯蓄と保険は別物ですので、保険はシンプルな商品に加入するのが分かりやすいと思います。家計状況には個人差があり、それぞれ対応方法が異なりますので、自分のライフプランにあった保険加入、収支のバランスを考慮した保険加入を考えましょう。

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